2009-06-05 第171回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
原発の場合には、原発建設費等の資本費と年間莫大な維持管理費と高レベル放射性廃棄物処分費、それから、かつてに比べて十倍ぐらいにウラン価格は上がっておりますが、核燃料費、及び、再処理するとなると再処理コストが非常に高いものになっていますし、建設時の銀行借り入れに対する利子払い、これに営業費用と適正利潤を保障しますから、さらに電源開発促進税が加わってきて、これで総括原価が決まってきていると思うんですが、伺
原発の場合には、原発建設費等の資本費と年間莫大な維持管理費と高レベル放射性廃棄物処分費、それから、かつてに比べて十倍ぐらいにウラン価格は上がっておりますが、核燃料費、及び、再処理するとなると再処理コストが非常に高いものになっていますし、建設時の銀行借り入れに対する利子払い、これに営業費用と適正利潤を保障しますから、さらに電源開発促進税が加わってきて、これで総括原価が決まってきていると思うんですが、伺
もともと私が挙げました変換効率などは、私が勝手に言っているんじゃなくて、NEDOはエネ庁と全くイコールでないにしても、要するにNEDOが掲げた数字、あるいはエネ庁の方の長期需給見通しで掲げている数字の中でもそれを使っているわけですから、そういうものを考えなきゃいけないし、ウラン価格というのは、原油がどんどん高騰すれば、またそちらへ投機マネーが流れていくとスポット価格もさらに上がってくる。
○甘利国務大臣 ウラン価格は、この七年、二〇〇〇年から二〇〇七年を比較しますと十六倍に価格が上がりました。それこそ数年前まで、ウランは幾らでもあるし、核兵器を解体した高濃度ウランを薄めていけば幾らでも使えるし、再処理・リサイクル政策をする必要すらないのではないかという意見も実はありました。
委員御指摘のとおり、最近におきましてかなりウラン価格も急騰しております。その背景としましては、一つは石油を始めとする資源価格への連動というものがございます。また、需給のタイト化という面もございます。
こういった中間取りまとめを行いました理由でございますが、まず第一に、政策的意義を比較考量すると、再処理路線は直接処分路線に比較して、現在のウラン価格の水準や技術的知見の下では経済性の面では劣るが、エネルギーセキュリティー、環境適合性、将来の不確実性への対応能力等の面で優れており、将来ウラン需給が逼迫する可能性を見据えた上で原子力発電を基幹電源に位置付けて長期にわたって利用していく観点から総合的に見て
この方針に関しましては、そもそもウラン価格が現在安い状況で、再処理は経済性が悪いのではないか。再処理により高レベル放射性廃棄物の体積は確かに減少するけれども、処分場の大きさはそもそもその廃棄物の発熱量で決まるところ、これはほぼ発電量で決まるわけだから、処分場の大きさは減少しないのではないか。
というのは、実証炉スーパーフェニックスを計画したのは十五年か二十年ぐらい前だと思いますが、その当時はもっとウラン価格が高くなると思っていた、そういうことで建設を始めてやったんですけれども、そういう見通しが変わっていた、そういう意味で経済性が合わなくなって実証炉はやめるんだと。しかしながら、高遠炉の開発は続けると。
ウラン価格を見ますと、当面、低位安定的な状況でございまして、使用済み燃料をリサイクルすることに対する経済的なインセンティブは、短中期的にはそれほど大きくないかと思います。しかし、資源はできるだけ大切に使うべきでありまして、資源のリサイクルは長期的観点からできるだけ奨励されるべきではないでしょうか。
○清水澄子君 今ちょっと詳しく討論することができないんですけれども、今の資源エネルギー庁が九二年度に発表された試算、原発は日本では約九円だということですが、これは燃料のウラン価格が非常に急落したためであるわけですね。そして、原発のこの九円の中には原発の廃止費用は含んでおりますけれども、原発の核燃料の再処理費用や廃棄物の処理費用は含んでおらないわけです。
また、軽水炉によりますプルトニウム利用と、それから通常のウラン燃料の経済性、これまたよく議論になるところであるわけでございますけれども、これにつきましては、ウラン価格の変動などさまざまな要因によりまして左右されるわけであるわけでございます。 なお、今のウラン資源の市場の状況というのは、全体非常にぐらっと緩んでおるという、そういう状況もあるわけでございます。
一体、日本政府はウラン価格が五倍以上にもなる事態を予想しておられるのでしょうか、明確に答えていただかねばなりません。 同僚の三上隆雄委員の求めによって先日国から提出されました資料によっても、プルトニウムを使用する原発は発電コストが非常に高くなる、このことは明らかであります。
○太田淳夫君 アメリカの核管理研究所長のレーベンサールさんという人は、ウラン価格が五倍にならなければプルトニウムの平和利用は成り立たない、こういう発言をされておるわけですね。大島科学技術庁長官は衆議院の本会議の答弁の中で、再処理せずウラン燃料のみ利用するのと大差ない、こういう答弁をされているわけですがね。
アメリカの核管理研究所のレーベンサール所長は、ウラン価格が少なくとも五倍にならない限りプルトニウムの平和利用は成り立ち得ないと指摘されています。このように、プルトニウムを利用した原子力施設には、莫大な費用と安全面における厳しい規制がかかることは周知の事実であり、最終的には消費者である国民に大きなッケが回ってくることは明らかであります。
また、プルトニウム利用の経済性につきましては、ウラン価格の変動等さまざまな要因により左右されておりますので、一概には申し上げられませんが、再処理してプルトニウムを利用する場合と、再処理を行わないでウラン燃料だけを利用する場合とでは、経済性においては大差はないものと認識しておるのであります。 次に、プルトニウムの利用計画と六ケ所の再処理工場との関係に関する御質問がありました。
○平野政府委員 我が国でも動燃事業団を中心に過去探鉱活動を行いまして、相当量のウランについては確認はいたしておりますけれども、残念ながら、仰せのように、コスト的に現在の国際的なウラン価格から見れば割高になるであろうということでございまして、現実には日本のウランというのは、すべてと言っていいわけでございますが、海外から輸入しているというのが現状でございます。
また、一方、軽水炉の中で濃縮ウランとまぜて使用するプルサーマルが計画されておりますが、ウラン価格が当分安値で推移すると見られている状況の中で、これもコスト面からも安全面からも本格化には疑問があります。 一体、現時点で回収されたプルトニウムをどう利用しようとするのでありましょうか。
しかしながら、一般的には、プルトニウムを利用することによりましてウラン資源の節約が図られ、また資源の海外依存度の低下につながる一方、ウラン価格、その他のエネルギー価格の上昇抑制効果もあることから、プルトニウム利用は資源エネルギーの安定供給を確保する上で重要な意義を有するものと評価されます。(拍手) ─────────────
六ケ所村の再処理工場ができるから、そのために世界のウラン価格が下がったというような話はちょっと笑い話くらいにしかならないんじゃないですか、今では。
○神崎委員 政府は、核燃料サイクルの確立はエネルギーの安定確保のために必要不可欠である、こういう御主張をなさっておるわけでございますけれども、チェルノブイリ事故後の原発建設停滞でウラン価格は当分安値が続くであろう、大方の専門家はこういうふうに見ておるわけでございます。
したがって、そのころには当然ウラン価格が上昇する可能性があるということになります。 ただこの問題につきましては、今後のウランの値段が高くなれば採掘活動も進むわけでございまして、そういうものの展開によって恐らく確認資源量の増加ということも考えられるかもしれません。それから炉型戦略によりまして、プルトニウム利用ということが考えられるわけであります。
ある人の話を伺いますと、ウラン価格が上昇してくれば経済的に優位な状況が出てくるから、そういうときまで待った方がいいのではないか、こういう御意見も聞くことができますけれども、そういう考え方ではなくて、むしろ安全性とか経済性を含めて軽水炉利用にまさる技術体系として高速増殖炉をつくり上げていく、プルトニウム利用体系を確立していくことを考えるということの方がより重要なのではないか、こんなふうに考えているわけでございます